そろばんを習っているほぼ全ての人がそろばん検定を受けます。
そろばん検定は目標の級を設定すれば日々の練習のモチベーションになりますし、さらに3級以上などの高いレベルの級を取得できれば履歴書に資格として書くことができ、自分の技能を示してくれます。
そこで今回は2019年の各そろばん検定の日程、注意事項、申込方法など、検定を受ける人は知っておきたい検定の情報をまとめていきます。
そろばん検定の種類とは?
そろばん検定は日本珠算連盟と全国珠算教育連盟という2つの団体が行っており、それぞれ内容や日程が異なっています。
そこで今回はそれぞれの試験ごとに日程や試験会場などについて解説していきましょう。
2019年の日本珠算連盟のそろばん検定の日程は?
まずは日本珠算連盟の検定について解説していきましょう。日本珠算連盟は通称日珠連と呼ばれます。日珠連は全国珠算教育連盟の検定と比べると計算量が多く、難易度が高いのが特徴で、一般的にそろばん検定というとこちらを指すことが多いです。1~6級の検定は日本商工会議所から全面委託されているもので、その他の級や段の試験は日珠連が独自に開催しているものです。
2019年の日珠連のそろばん検定の日程は以下のとおりです。
4/14、6/23、8/4、10/27、12/8、2/9・・・珠算準1~3級、4~9・10級、暗算1~10級
6/23、10/27、2/9・・・珠算1~3級・段位
日本珠算連盟の検定の注意事項は?
受験の申込日時や受験申込場所は各地の商工会議所や、試験を行う機関によって違っています。
そのため、詳しい情報は受験を希望する場所の商工会議所に確認する必要があります。
また、珠算4級~9・10級と暗算1~10級は上記の日程以外でも随時行われていることもあります。
さらに地域の事情で上記の日程で開催できないときは翌週の日曜日に開催されることもあります。
つまり、日珠連の検定の日程に関しては自分が受験する場所の商工会議所で常にスケジュールを確認する予定があるということですね。
日本珠算連盟の検定の申込方法
基本的に申込日時や申込方法は地域によって異なります。
そのため試験の約2ヶ月前になったら商工会議所か珠算連盟に確認しましょう。そろばんの塾に通っているという人は先生に確認しましょう。
申し込みをするには申込用紙に必要事項を書いて受験料を添えて提出します。
受付は原則として窓口で行われますが、郵送でも受け付けているところもあるようです。
詳しい試験会場はこのときに確認しましょう。
日本珠算連盟の検定の試験会場は?
試験は全国各地で行われています。
試験会場は商工会議所内や地区内の中学校など地域によって異なるため、必ず申し込みの際に確認しておきましょう。
分からないことがあれば塾の先生に聞くのが安心です。
日本珠算連盟の検定の受験料は?
日珠連の検定試験の受験料をまとめてみました。なお、読上算と読上暗算の受験料は標準料金で実施する地域によって異なることがあります。
珠算
- 1級 2,300円
- 準1級 2,000円
- 2級 1,700円
- 準2級 1,600円
- 3級 1,500円
- 準3級 1,300円
- 4~6級 1,000円
- 7~10級 900円
暗算
- 1~10級 900円
読上算
- 1~10級 1,000円
- 段位 1,100円
読上暗算
- 1~10級 1,000円
- 段位 1,100円
段位(準初段~十段)
- 珠算・暗算 2,900円
- 珠算のみ 2,500円
- 暗算のみ 1,200円
2019年の全国珠算教育連盟のそろばん検定の日程は?
続いては全国珠算教育連盟が実施する検定試験についてです。
全国珠算教育連盟は通称全珠連と呼ばれています。
試験内容がたくさんあるのが特徴で、基本は掛け算、割り算、見取り算の3つですが、準3級以上になると伝票算、暗算、応用計算のうち2つから選び計5種目を受験します。
全珠連の検定の日程は、珠算の段位と1~準3級・暗算の段位は1/27、3/24、5/26、7/28、9/22、11/24の年6回で、珠算の4~15級・暗算の1~10級は毎月開催されます
全国珠算教育連盟の検定の受験料は?
全珠連の検定試験の受験料は以下のとおりです。
珠算
- 段位 3,000円
- 1級 2,400円
- 準1級 2,200円
- 2級 1,800円
- 準2級 1,700円
- 3級 1,600円
- 準3級 1,500円
- 4~準6級 1,100円
- 7~10級 1,000円
- 11~15級 600円
暗算
- 段位 1,600円
- 1~3級 1,000円
- 4~6級 900円
- 7~10級 600円
全国珠算教育連盟の検定に関する情報は?
全珠連の検定の申込方法や試験会場は地域によって大きく異なります。
各都道府県に支部や事務局があるので、検定について質問がある場合はお住まいの地域にある支部・事務局に問い合せましょう。
検定に関するよくある質問は?
そろばん検定に関するよくある質問をまとめていきましょう。ここでは日珠連のよくある質問を参考にしています。
Q1 受験地はどこでもいいのですか?
A1 住所や勤務地に関わらず全国どこでも受験できます。
Q2 試験は下の級から順番に受けなければいけませんか?
A2 どの級からでも受験できます。ただし、初心者の場合は下から順に受験することでスキルアップが出来ると思います。
Q4 合格発表はいつですか?
A4 一定の期間が経過後に珠算連盟や商工会議所で発表します。詳細は各施行機関に尋ねましょう。
そろばん検定の試験を受けるメリットは?
2019年のそろばん検定の内容が分かったところで、今1度検定を受けるメリットをおさらいしておきましょう。
①自分の現在の実力が分かる
そろばん検定を受けてある級に受かるか受からないかで現時点での実力を知ることが出来ます。
練習でもなんとなく力が伸びていることを感じることは出来ますが、結果を出すことでよりそれが明確になります。
練習して級が上がると日頃の練習の成果が出ているように感じて嬉しいですね。
②履歴書に資格として書ける
一般的にそろばん検定で3級以上を持っていれば履歴書に書くと評価がアップすると言われています。
3級とは頭の中で計算が出来る程度のレベルです。
企業ではそろばんで身につけた力を使う機会はあまりないのではないかと思うかもしれませんが、データ分析や情報処理など、生かせる場面はたくさんあります。
③練習のモチベーションになる
検定を受ける予定があると目標になり、それに向けて練習を頑張ろうと思えます。
すると毎日の練習にも身が入るのです。
もしも目標としていた級に受かれば努力が報われたと感じ、それ以降の練習も頑張れるようになります。
また、一緒に塾に通う友人と一緒に合格できるように励まし合うのも良いでしょう。
検定は日頃の練習の密度を高くするために欠かせないのです。
そろばん検定を受ける上での注意
それでは最後にそろばん検定を受ける上で気をつけるべきことをまとめておきましょう。
①自分が受ける級の出題内容を把握しておく
すべてそろばんの試験ではありますが、細かい出題内容は級が上がるにつれて変わっていきます。
そのため違う級を受験する際には必ず出題内容を確認しておきましょう。
また、出題内容を知っておけばそれに沿った対策も出来ます。
出題内容を知っているのと知らないのとでは試験の解きやすさに大きな差が出てくるので、過去問を見たり、予想問題集を解くことでしっかり準備しておきましょう。
②試験の開催日時、場所、時間をチェックする
申し込みの際に、日程、試験会場、開始時間をよく確かめておきましょう。
受験地によって試験の開催条件は異なります。
試験会場は商工会議所に申し込みをしたからといって商工会議所で行うとは限らないので特に注意しておきましょう。
申し込みの際に1度確認しておき、前日にもう1度場所や時間に間違いがないか確認しておくのがおすすめです。
③時間に余裕を持って出発する
試験には集合時間よりも早目に着くように出発するのがおすすめです。
途中で道に迷う可能性もありますし、公共交通機関が止まったり、道が混んでいたりと移動中には様々なトラブルが考えられます。
そのため余裕を持った移動をこころがけましょう。
特に初めての受験会場に行くときにはもっと余裕を持つのがおすすめです。
④頑張ってきた自分を信じる
当日に大事なのは何よりも自分がそれまでにやってきたことを信じることです。
塾に通って授業を受けたことや、家で自主的に練習したことなどを思い出して、「自分はこれだけ頑張ったからきっと大丈夫!」と自信を持って試験に臨みましょう。
まとめ
2019年の日珠連の検定は珠算準1~3級、4~9・10級、暗算1~10級が4/14、6/23、8/4、10/27、12/8、2/9で珠算1~3級・段位が6/23、10/27、2/9です。全珠連は珠算の段位と1~準3級、暗算の段位が1/27、3/24、5/26、7/28、9/22、11/24で、珠算の4~15級・暗算の1~10級は毎月開催されます。
ただしこちらの日程はあくまでも基準で、地域によっては少しずれたり、他の日程でも開催されることがあるので、塾の先生に確認したり施行機関で確認しましょう。