子供は可愛く、癒しを与えてくれる存在です。
健康で成長していく姿を見ることができるのは親にとって幸せなことです。
しかし、毎日子育てをしていると大変なこともあります。
それが続くとつい子育てから逃げたい、子供と一緒に居るとイライラするということが起こります。
これがエスカレートすると危険な状態に陥ることも・・・。そこで今回は子育てに疲れてしまう瞬間や、危険なサイン、また育児に疲れたときに取るべき方法をまとめました。
子育てから逃げたいと思う瞬間は?
子育てが辛い、イライラするのは一体どういう時なのでしょうか?
つい子育てを放り出したくなる瞬間をまとめてみました。
①急いでいるときに泣かれる
「お出かけに行くので○時までに家をでないといけない」、「保育園に行かないといけない」など、子供と一緒に出かけるときに急がなければいけないことはよくあります。
親は自分の準備だけでなく、子供の支度もしなければいけないので大忙しですが、そんな中で子供が服を着たり歯を磨くのを嫌がったりすると親は頭に来てしまいます。
急いでいるときは余裕がないので余計に腹が立ち、育児って何でこんなに大変なの!と投げ出してしまいたくなります。
②じっとして待ってくれない
メイクをしているときや、友達のお母さんと話しているときなど、子供に構えないときがあります。
そんな時に「良い子で待っていてね」とお願いするも、子供は落ち着きがなく、暴れたり、走り回ったりしてしまいがちです。
そこで注意しても聞かないとだんだんイライラが溜まってきます。
じっと待つことすら出来ない我が子に何でこんなこともできないの?と呆れ、子育ての大変さを思い知ります。
③夜中に眠れない
生まれたばかりの赤ちゃんは夜中でも構わず泣き出します。
しかも数時間起きに泣くのでそのたびに親は抱っこして眠りにつくまで相手をしなければいけません。
それが長期間続くため、親は慢性的な寝不足になります。
夫は仕事があるため夜泣きの相手を任せられず自分ひとりでしているとある日突然もう嫌だ!と何かが吹っ切れもう子育ては嫌だ!と何もかも放り出したくなります。
睡眠不足は誰でも辛いので放り出したくなるのも無理はありません。
④自分の時間が持てない
子供が幼い時は基本的に子供につきっきりになります。
すると自分の時間がなくなります。
子供がいるとはいえ、おいしいレストランにご飯を食べに行ったり、新しい服を買いに行ったりしたいものです。
しかし子育て中はなかなかそうはいきません。
頭では理由は分かっていながらも、SNSを見てまだ子供がいない友人が旅行をして楽しんでいる投稿を見てしまうとつい、子育てがなければな・・・などと思ってしまいます。
⑤公共交通機関で泣き止まない
子供とどこかへ一緒に出かけるとき、公共交通機関を使うことがあります。
車内は静かにするのがマナーですが、子供はそういうことはおかまいなしに泣き出すこともあります。
いくら泣き止ませようとしても聞いてくれないと、言うことを聞かない我が子についストレスが溜まります。
そういう場では周りの目があるから余計に頭に来てしまいます。
そこでつい「連れてこなかったら良かったな・・・」と後悔してしまうのです。
⑥イヤイヤ期
夜泣きもしなくなり、ある程度言葉も話せるようになった頃に突然来るのがイヤイヤ期です。
ご飯を食べさせようとしてもイヤ、服を着させようとしてもイヤ、寝かせようとしてもイヤと、イヤの嵐が襲いかかります。
人間誰でもそれだけ何度も否定されたら嫌な気分になります。
このイヤイヤ期に苦労したという親はとても多いです。
せっかく面倒を見ているのにこんな態度を取られるとつい子育てから逃げ出したいなと思ってしまうのです。
子育てに疲れた人の危険信号とは?
子育てが大変で疲れるのは誰にでもあることです。
しかしあまりにも大変で心を病んでしまい、周りに当たり散らしてしまうことも。
そんな子育てに疲れた人が起こす危険なサインをまとめてみました。
あなたはこんな状態になっていないでしょうか?
①子供を叩く
子供が言うことを聞かなかったり、夜泣きが続いたときについしてしまうのが子供への暴力です。
絶対にしてはいけないことですが、案外ストレスから子供に手を出してしまう親は多いです。
言葉で言ってダメだったら叩いて言うことを聞かせるというのは昔の躾ではよくあったことですが、今はそういった躾はダメという風潮になっていますよね。
手をあげたあとにハッと冷静になってさらに落ち込んでしまう親も多いそうです。
かなり難しい問題ですね。
②子供に暴言を吐く
子供があまりに言うことを聞かないと、「いい加減聞けよ!」「何で言うことが分からないの!?バカなの!?」と子供に暴言を吐いてしまうこともあります。
意図的ではなくイライラが溜まってつい口から出てしまうケースが多いようです。
思いを吐き出したことで一瞬スッキリできても、あとで罪悪感に襲われることも。
しかもそんな言葉を浴びせられたら何より子供の心が傷ついてしまいます。
出来れば暴言を吐かなくて良いような精神状態を保っておきたいですね。
③子供が泣いていても放ってしまう
言葉が話せない子供にとっては、泣くことがコミュニケーションのツールになっています。
そのため泣いていたらそばにいってどうして泣いているのか考えてあげなければいけないのですが、子供を相手にすることに疲れているとついそんな子供を無視してしまいます。
自分が大変なときに駆け寄ってくれる存在がいることで赤ちゃんは愛情を知れるので、泣いても放置されてしまえば教育上よくありません。
④感情が溢れ出して暴れてしまう
子供とずっと一緒に居るのが疲れてしまった、遊びに行きたいのにいけない、誰かに話をきてもらいたいのに友人はみんな働いていて昼間に電話できないといった不満が溜まると爆発して感情を抑えきれなくなります。
するとそばにあるものを投げて壊したり、大声をあげて泣いてしまうことも。
普通に暮らしているとなかなかならない精神状態に陥ってしまいます。
自分でも止めたいのに抑えられないので余計辛いですね。
⑤夫婦関係が悪化する
昼間は常に自分が子供を見ているので、育児が辛くなると働きに出ていてたまに付き合いで飲んで帰ってくる夫が恨めしくなります。
夫も家族を養うために頑張ってくれているのに、ついそれを忘れて「自分ばっかりいい思いをして!」と怒って夫を責め立てることも。
夫も仕事で疲れているのにそんなことを言われたらついカチンときてしまいます。
その結果口論になり子育てが原因で夫婦仲が悪くなることもあるのです。
子育てから逃げたくなったときの対処法は?
危険信号が出たとき、そのままにしておくと取り返しのつかないことになりかねません。
そこで最後に子育てで追い詰められたときにおすすめの対処法をまとめてみました。
家族みんなが幸せになれるよう、今、育児で悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。
①夫としっかり話し合う
子育てに行き詰まったときに最初に相談すべきはやはり夫です。
子育ては夫にも妻にも平等に責任がありますから、育児の方針についてしっかり話し合いましょう。
子育てのストレスで精神的にバランスを崩している妻を見て何も思わないはずはなく、親身になって対応してくれるはずなので、思っていることは全て言ってしまいましょう。
ここで愚痴や不満だけで終わるのではなく、「こうしてくれたら楽になる」ということも伝えるとより夫は頼もしい味方になってくれるはずです。
②実家に帰って休む
あまりに育児に疲れてノイローゼになっているときは1度しっかり休養を取るのもおすすめです。
夫に子供を任せて実家に帰って子供のことを考えなくていい時間を作りましょう。
そこで心が安定してきたら子育てももう1度頑張ってみようと前向きな気分になれるはずです。
子育てをしっかりしなくてはという思い込みは捨ててたまには自分のことも大事にして思い切って休んでみましょう。
③相談できる友人を作る
子育ての疲れを話せる相手がいるだけでもだいぶ楽になります。
そこで育児のことを相談できる友達を作りましょう。
保育園や幼稚園のママ友でも良いですし、同じ年くらいの子を育てている親が集まるセミナーに行って知り合いを作っても良いでしょう。
相手も辛さを分かってくれるので、話に共感してくれるはずです。
それだけで心が楽になるでしょう。
④専門機関に相談する
育児が大変な人の相談を受け付ける窓口が自治体に用意されていることがあります。
もしも子育ての辛さに耐え切れなくなったらそういったところを利用するのも良いでしょう。
相手はプロのカウンセラーなので真剣に話を聞いて事態がよくなるようにアドバイスをくれるはずです。
⑤自分の時間を作る
子育ての間に我慢していた趣味や、なんとなくやりたかったことにじっくり取り組む時間を作ってみましょう。
そうした楽しい時間を持つことで子育てだけが自分の人生じゃないと感じられて心が軽くなるはずです。
すると子育てももっとポジティブに出来るようになり、自分も子供も幸せになれます。
まとめ
子育ては大変なことが多く、ついつい気が滅入ることもあります。
しかしそれがエスカレートして、子供に暴力を振るったり、感情が抑えられなくなったり、夫との不和に繋がってしまうと取り返しがつかないことになってしまいます。
そのため、少しでも育児から逃げたいなと思ったら今回紹介したような方法で対処して、家族みんなが幸せでいられる未来につなげましょう。