そろばんを習っていると、非常に様々な仕事で役に立つ事と思います。
- そろばんに検定はあるの?
- そろばん検定の正式名称は?
- そろばんの資格は履歴書に書けるの?
などの疑問点を今回は払拭していきたいと思います。
就職、転職者の履歴書記載方法について詳しく説明していきます。
そろばん新種目(仮)
フラッシュかけ算
そろばん検定とは?
まず珠算検定とは、商工会議所と日本珠算連盟・全国珠算教育連盟が行っているそろばんの試験のことを指します。
それぞれには取得できる級位や段位が決まっており、
- 商工会議所では「6級~1級」
- 日本珠算連盟では「10~7級・準初段~十段」、
- 全国珠算教育連盟では「15~1級・初段~十段」
と定められています。
また、検定の難易度についても商工会議所検定の1級が、全国珠算教育連盟検定の弐段とみなすのが基本的な見方とされています。
また全国珠算教育連盟の検定には準3級以上から種類がいくつかあり、かけ算・わり算・みとり算(足し算・引き算)と応用計算・暗算・伝票算の中から自分の得意とする種目を1つ選びます。
検定の取得については、商工会議所と日本珠算連盟主催の検定試験の両団体の主催する検定で級位あるいは段位を取得する場合と、自分の通っている珠算教室が加盟しているどちらか片方の団体が主催する検定で取得することが可能です。
そろばんの資格は履歴書に書けるの?
そろばんの検定についてはご理解いただけたかと思います。
さきほど挙げた検定以外にも、そろばんの検定はたくさんの種類があります。
そろばんの資格は、子供の時に取得する方が多いと思います。
そのため、中学受験・高校受験までしか資格として書けないと思っている方もいます。
それは間違いです。
そろばんの資格は、子供の時に取得しようが大人になって取得しようが、全く同じ資格です。
そのため、子供の頃だけ認められる資格ではなく、大人になってからでも十分に認められる資格です。
大学受験、さらには就職試験の時にも、堂々とそろばんの資格を記入しましょう。
そろばんの資格に連盟は関係ない!?
さきほど、そろばんの検定は何種類もあると言いました。
色々な連盟が独自の検定問題で検定を行っています。
そのため、同じ段・級位でも差があります。
しかし、履歴書の資格欄に書く時は、『そろばん1級』とか『あんざん参段』などと書くのが一般的です。
『〇〇連盟十段』と書いても、面接官にはわかりません。
資格として記入する場合は、『そろばん〇級・〇段』という書き方でよろしいかと思います。
次は履歴書に書く場合について説明していきます。
履歴書の書き方
早い人で中学校卒業後、遅くても大学院卒業後にさけては通る事の出来ない履歴書について、そろばんに関わらず説明していきます。
履歴書記入の前に覚えておきたい事
基本的に履歴書は修正は不可となっています。
そのため、誤字脱字があった場合最初から書き直しということになります。
最近のボールペンでフリクション(熱で消す事の出来るボールペン)などが売られていますが、それらは絶対に使用してはいけません。
夏暑い中車に置いておいたりすると消えてしまう可能性があることが一つと、採用担当は何百枚も履歴書を見ているので、必ず分かってしまいます。
一度鉛筆などで薄く下書きしてから書いていくようにしましょう。
時間はかかるかもしれませんが、自分の今後を決める大事な第一書類なので、丁寧な字で綺麗に書きましょう。
また、証明写真を貼付しなければならないので、誤字脱字があった場合貼り直しになります。
証明写真は最後に貼るべきですね。
証明写真の裏には自分の名前をフルネームで書きましょう。
これは履歴書に貼り、封筒に入れた際に落ちても誰の写真かわかるようにする配慮です。
なお、「証明写真は3ヶ月以内のものを使用してください。」などの明記があったりするので、よくチェックしてみてくださいね。
また、履歴書によって証明写真のサイズが異なります。
それに、会社指定のエントリーシートがある場合にも必ず証明写真のサイズが明記されているはずなので、確認してから写真を撮るようにしましょう。
証明写真はできれば写真屋さんで撮る方が良いと言われています。
しかし、写真屋さんの写真はとても高価なので、コンビニやスーパーの外にあるスピード写真を使うと安価に仕上げる事が出来ます。
最近の機械は性能も優れているので、撮り直し可能のタイプだったり明るさの設定を細かくする事も可能です。
だいたい700円前後でサイズによってまちまちですが、4〜6枚程度証明写真を撮る事が出来ます。
就活でお金もたくさんかかるので、節約できるところは節約していきましょうね。
履歴書を書いてみよう
さて、上記を頭に入れて履歴書を実際記入していきましょう。
注意点①生年月日は西暦なのか元号なのか
これはよくある間違いです。
しっかり読んで確認し、正しい方を書きましょう。
注意点②学校名、会社名に不備はないか
学校名や会社名は必ず間違いなく書く事。
その他も間違いなく書かなければいけないのですが、これは○○高校、もしくは〇〇高等学校では間違いです。
私立なのか市立なのか公立なのか、までちゃんと明記するようにしましょう。
また会社名では後株なのか、前株なのか、有限会社なのかなど正しく記入しましょう。
転職の場合では採用担当者に、「前職の会社の名前もちゃんと覚えてられないのか。」という印象を与えてしまいます。
きちんと調べて書くようにしましょう。
また、嘘の学歴などの記載は詐欺です。
絶対にやってはいけませんよ!!
注意点③日付について。
日付は記入した日というよりも出す直前に書きましょう。
これは先に書いて使い回ししていないか?などを見られています。
そのため、数枚書いた後日付は一番最後に書くようにしましょう。
忘れて空欄で出さないように注意してくださいね。
注意点④履歴書の折り方について
履歴書の折り方は基本的に3つ折りとなっています。
市販の履歴書には上下の方に▼がついていたりしますので、それを合わせて
キチッと折りましょう。
またダウンロードしたエントリーシートには無い場合があるので、一度同じ大きさの紙を三つ折りにし、それに合わせて折ると良いでしょう。
そして3つ折りの一番上にくる紙は、本来少し折った部分よりはみ出すようにします。
これは開く際に開けやすいようにする為です。
簡単な配慮をしているだけで、目に留まる事もありますよ。
資格の記入について
さて、資格の記入に付いてです。
これは取得日と資格の名前を正式名称で記載しなければなりません。
そのため、資格を取得した際の証明書は必ず取っておきましょう。
ちなみに私はエクセルに一覧表として保存していました。
紙媒体はどうしてもかさばるし、邪魔なので、データ化しておくと便利かもしれません。
珠算検定を資格として記入するメリット
珠算検定で級位、または段位を取得していることのメリットとしては、暗算能力や集中力といった地頭の良さをアピールできる点があげられます。
企業の業務は知識がない状態からのスタートなので、地頭の良さは強力なアピールポイントになります。
珠算検定の級位や段位を取得していることは、就活において大きなメリットといえます。
また、珠算検定は特定の分野に特化した知識を得る検定ではないので、業務に対する汎用性も有用なポイントとしてアピールできます。
自由欄て何を書くもの?
自由欄て何を書いていいのかわからないものですよね。
そんな問題を簡単に解決します。
①所持資格に関連する事を書く
資格を取ったからには、何かしら理由があるはずです。
そして資格があるのは特技ともなるし、武器にもなります。
取得している資格なので、悩ましい事は無いと思います。
所持資格から、就職先で使えそうな物を抜粋し、書いていくスタイルがおすすめです。
②あえてつっこまれるように書く
採用担当は、面接を行なうまであなたに対する知識は履歴書もしくはエントリーシートしかありません。
これは面接に繋がるのですが、あえてここを聞いてほしいという書き方をして提出します。
そうすることで、面接の際に聞かれることを事前に予測する事が可能となります。
面接は何を聞いてくるかわからないので、練習の仕様がないと思われがちですが自由欄でうまく引き込む事が出来れば、こっちのものですよ。
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回この記事を書くにあたり、分かりやすいサイトを見つけましたので紹介させてもらいます。
【珠算検定は就活で役立つ?】段位取得のメリットと履歴書への書き方のポイントをご紹介!
こちらのサイトではさらに詳しくそろばん検定の履歴書の書き方から、種類など記載されています。
そのため、今回は少しそろばんから離れた内容の記事を書いてみました。
たまには息抜きということで、履歴書の書き方がメインとなってしまいましたが少しでも今後の参考になれば幸いです。