初めての子育ては刺激の連続で毎日が大変であり楽しくもあります。
もちろん我が子の成長を目の前で見守れて幸せでもあります。
しかし毎日同じことを繰り返しているとある日ふと「子育ても飽きたな」と頭によぎることが。
そして子育てに飽きたなんて言ってしまうのは正直冷たい人間なのではないか?と不安になる母親が少なくないようです。
そこで今回は子育てに飽きたと思う瞬間やその理由、さらに飽きを解消する方法をまとめてみました。
子育てに飽きたと思う瞬間は?
まず初めに子育てをしている母親が飽きたと思ってしまう瞬間をまとめていきましょう。
①毎日の生活にワクワクしない
子育てが始まった頃は大変な一方で次々と出て来る新しいことにワクワクします。
しかし、一定期間を過ぎるとそういった新鮮な出会いもなくなります。
子供には小さい時には短いスパンでいろいろと変化があったもののある程度大きくなるとあらゆる面で落ち着くので、刺激はなくなります。
すると漠然といつもの毎日を繰り返すばかりで、つい「飽きちゃったな」と頭に浮かんでしまいます。
②子供が昔ほど可愛いと思えない
生まれたての赤ちゃんはまるで天使のように可愛く、毎日に見ていても飽きません。
夜泣きをして、睡眠時間を削られても子育てを頑張れるのはやはり我が子が可愛いからですよね。
たまに声を出して笑う顔を見てついこちらも笑ってしまうことがたくさんあります。
しかし子育てに慣れて来るといつの間にかそういった気持ちがなくなっていることに気づきます。
すると自分は冷たい母親なのかな?と不安になってしまいますよね。
③昔の生活に戻りたくなる
日常の中でふと昔の生活に戻りたいなと思うこともまた子育てに飽きてきたサインです。
昔は夜中までお酒を飲んだり、テーマパークで1日中遊び尽くしたりして自分の好きなように生活できました。
しかし育児が始まってしまうとそうした自由はなくなってしまい、つい昔が懐かしくなることもあるのです。
どうして子育てに飽きるの?
子育ては長年続くものだと分かっているのにどうして突然飽きてしまうのでしょうか?
その主な理由をまとめてみました。
①子育てに一通り慣れてきた
子育てをしていると子供が熱を出したり、幼稚園に行きたがらなかったりといろいろなハプニングが起こります。
初めて対処するときは必死ですが、やがてそういったことが何度も起こればすっかり慣れてしまいます。
すると同じような毎日が続いているように見えてつい「飽きた」と思ってしまうのです。
しかしこれは親としてすべき事を身につけられたということなので実はすごいことです。
②1日が早い
子育てをする母親がよく言うのが「1日があっという間」です。
朝は夫のお弁当を作りつつ家族の朝ごはんを作り、そのあとは洗濯、掃除など家事をして・・・と母親の1日はすべきことがたくさんあり大忙しです。
そのため気がついたら1日が終わっているということもよくあるそうです。
そんな1日を毎日過ごしていたら心に余裕が出来ませんし、飽きてもきますよね。
③赤ちゃんからの反応がない
言葉を話せるようになるまでは子供はあまり表情を作ったり、リアクションをしたりしません。
そのためこちらからは話しかけますが、子供からは反応がないという期間がしばらくあるのです。
つまり1日中ひとりで話しているということになってしまいます。
すると誰かとコミュニケーションが取れないことにだんだんと違和感を感じて子育てに新鮮味がなくなっていくのです。
④子育てに向いていないと思う
子供に言うことを聞かせられなかったり、1日のすべきことが終わらなかったりするとつい「自分は子育てには向いていないのかも・・・」と思ってしまいます。
すると途端に子育てが楽しくなくなり、もう子育ては飽きたなと思ってしまうのです。
実際はたまたまうまくいかないことが続いただけなのに全てがそうなっているように感じて一時的にこうした気持ちになってしまう母親もいるのです。
そもそも子育てに飽きるのは悪いこと?
ここまで子育てに飽きたと思う瞬間や飽きる理由について見てきましたが、飽きる要因は子育てに「慣れた」ことが関係しているようです。
最初は初めてのことばかりなので刺激がたっぷりで育児もある程度は刺激的に出来て「飽きる」と発想がありません。
しかし、いろいろなことに慣れて来ると刺激はなくなってしまいます。
しかし、これはよく考えると子育てが上達したという証です。
そのため飽きたと思えることは実は素晴らしいことなのです。
そこで子育てを飽きたと思ったことに対して自分を責めている人は自分が成長した印だと思って決して自分の事を責めないようにしましょう。
飽きが解消するのはどんなとき?
飽きるのが悪いことではないにしてもやはり毎日に刺激がある方が嬉しいですよね。
そこで飽きが収まるタイミングについてまとめてみました。
①子供が話だしたとき
早い子は1歳くらいから簡単に言葉を話し出します。
すると少しずつですが意思表示ができるようになります。
子供からの反応があまりなくて子育てに飽きていた母親にとってはこれが飽きからの脱出のきっかけになります。
また、もう少し成長するとはっきり会話でのコミュニケーションが出来るようになります。
すると生活が一気に変わるのでそれまでの飽きは大抵解消されるでしょう。
②子供の環境が変わったとき
ずっと家に居た子供が保育園に通いだしたり、小学校に通いだしたりと環境が変わると子供だけではなく親もまた新鮮な気持ちになれます。
保育園に行き出せば自分の時間が出来て全く違った毎日を送れるようになりますし、保育園に行くための用意という新しい日課ができます。
③子供の出来ることが増えてきたとき
生まれた時は子供は何も出来ないため親が付きっきりで面倒を見てあげなくてはいけません。
しかし成長していくとご飯を一人で食べられるようになったり、立てるようになったり、トイレを一人で出来るようになったりとどんどん出来ることが増えていきます。
そうした場面を見るたびに親は感動しますし、子育てを頑張って来てよかったなあという気持ちにもなれるのです。
子育てに飽きたと感じたときに取れる対処法
子育てへの飽きはいつかは終わるものの、毎日飽きたなと思いながら過ごすのは大変ですよね。
そこで退屈な毎日に刺激を与える方法をまとめてみましたのでぜひ今飽きたと思っている方は参考にしてみてくださいね。
①子供と一緒に通える教室に通う
子供の習い事は今かなり多様化しています。
早いものではリトミック教室やマッサージ教室など生後数ヶ月から通えるものもあります。
そういったものに子供と一緒に通い出せばいつもの生活がガラリと変わり刺激的な生活が送れるようになります。
気分のリフレッシュになるのはもちろんのこと、子供のためにもなりますし、さらにママ友が出来て交流の話が広がるなどメリットだらけです。
②子供と一緒に初めての場所へ出かける
習い事に限らず初めての何かをすることは刺激的です。
例えば地元のお祭りに行ったり、新しく出来た商業施設に行ったりと探せば初めてのことはたくさん転がっています。
新しい世界に触れることは子供に取っても貴重な体験ですし、親の世界もまた広げることができます。
そのため日頃から身の回りのいろいろな情報を集めておいて、行きたい場所があればメモをしておきましょう。
③自分の好きなことをする時間を作る
子供に構う毎日に飽きてきたということは子育てに余裕が出てきたということです。
そのため自分の時間を作ることが可能になったのです。
そこで飽きたと思ったら自分の好きなことをする時間を作れる!とポジティブに考えてみましょう。
子供には好きなアニメのDVDを観せてあげたりして手がかからない状況にしておいて、趣味や新しい資格の勉強など好きなことを始めましょう。
④旦那に家事や育児の一部を任せる
いつも頑張っている家事や育児を夫に一部任せてしまうという方法もあります。
洗濯物をたたむことや子供に夕飯を食べさせることなど夫に出来そうなことを任せてしまえば自分の負担が減り一気に楽になるでしょう。
仕事で疲れているのに頼むのは・・・と後ろめたい気持ちになることもあるかもしれませんが、子育ては夫婦二人でしていくものなので時には思い切って頼りましょう。
⑤仕事に復帰する
子供が幼稚園に通いだしたり、小学校に進学したりしたときは自分だけの時間が増えます。
もしそういった1人の時間に飽きてしまったときには仕事を始めるのもまたひとつの手です。
職場というもう一つの世界が出来ることで子育てに飽きたという気持ちは一気に消えて行くでしょう。
自分の能力を生かす職に就けば生きがいも得られますし、いろいろな面で精神的にメリットが生まれるはずです。
まとめ
子供が生まれた時には嬉しく、そのあとの育児も大変な思いをしつつも刺激的に楽しく出来ます。
しかしある程度慣れて来るとつい子育てに飽きたなと思ってしまうことがあります。
それは決して悪いことではなく、子育てが上達したという証なのです。
そのため飽きたと思っても決して自分を責めたりせず、それによって生まれた空き時間で何が出来るか考えたり飽きない毎日を送るための工夫をしてみましょう。