久々にそろばん仲間の投稿です。
今回の投稿は、現在高校1年生の伊藤璃音さんです。
高校生になってもそろばんを続けているのが素晴らしい!!
そんな伊藤さんが「そろばんとの関わり方」について、記事を書いてくれました。
もうすぐ小学校・中学校を卒業する方には、ちょうどいいお話かもしれません。
ぜひ最後までお読みください。
そろばん仲間「高校1年伊藤璃音さん」
はじめまして。
高校1年、伊藤璃音です。
現在は、選手として大会に参加しながら、Abacus Studioのスタッフをさせていただいております。
そろばんとの出会い
そろばんを習う前までの私の計算能力は周りの子に比べて、明らかに劣っていました。
実は計算時、指を使わないとできませんでした。(そろばんとは程遠い、指使いです(笑))
6歳上の姉がそろばんを習っており、母は指を使って計算している私を見て不安になり、ずっと「そろばんは習っておいた方が役立つよ」と勧めていました。
しかし、私は当初、そろばんへのやる気が全くなく…
母もそろばんを習わせるのをあきらめていた、小学校4年生の秋のことです。
家のポストに新しくそろばん塾が開塾したというチラシが入ってきました。
そのチラシを見た時、なぜか私は「そろばんをやってみようかな」という気持ちになりました。
体験に行ってみると、先生は面白くて、優しくて…
そろばんの楽しさを教えてくれました。
体験に行ったその日に私は、そろばんを習うことに決め、母が驚いた顔をしていたのを記憶しています。
それが私のそろばんとの出会いです。
そろばんとの関わり方 小学校編
週(火~金)で3コマ+土日の特別練習という形でそろばん塾に通っていました。
当時、私は他に習い事をやっておらず、他に打ち込むものがなかったので、夢中になって暇さえあれば、そろばんを弾いていました。
テストに合格することで、達成感が生まれ、さらにやる気が出ました。そのおかげで、順調に進んでいきました。
また、塾内の大会ではメダルやトロフィーがもらえるチャンスがあり、私はどうしても、それをもらってみたかったのです。
それが1つの目標となり、5年生の時にメダル、6年生の時にトロフィーと目標を達成することができました。
外部の大会へは、5年生の「東京一決定戦」が初出場でした。
結果は、レベルが全然足りませんでしたが、また大会に出たいという気持ちになりました。
その約1ヶ月後の大会では、本番で緊張する中、自己ベストの点数が出せ、初入賞を果たすことができました。
その時の嬉しかった気持ちは、今でも忘れられません。
周りの子より、遅めにそろばんを習い始めた私ですが、小学校を卒業する頃には、全珠連の珠算・暗算、共に参段というレベルに達することができました。
そろばんとの関わり方 中学校編
小学生の頃と同じペースでそろばん塾に通っていました。
この頃の目標は、外部の大会で優勝をすることでした。
しかし、中1の頃はなかなか思うような結果が出ず…悔しい思いをすることが多かったです。
練習の質を高めていく必要があると考えるようになりました。
大会前の家での練習では自分の得意種目を中心に練習し、自信をもてるようにしました。
その結果、中2の11月に初優勝をすることができました。
その後、中3の受験生になっても大会にはできるだけ参加するようにし、実績をつくっていきました。
また、中学校生活で頑張った経験は、高校受験の自己PRにもとても役立ちました。
そろばんとの関わり方 高校生~現在
高校生になってからもそろばん塾に通うペースは変わっていません。
大きく変わったことは、生徒と先生という両方の立場となったことです。
これまでは、教えてもらう側でしたが、自分が教える側になった今、難しさを実感しています。
私の今の目標は、生徒たちにそろばんの楽しさを教えられるようになることです。
そろばんはやり方を理解して計算できるようになると面白くなってきます。
そして、芸術とは異なり、努力した分だけ点数化されて、大会や検定で目に見て分かるという点も楽しさの1つだと思っています。
私がそろばんの楽しさを教えてもらったように、今度は自分が、指導を通して、生徒に伝えていけるように日々、前進していきたいです。
そろばんとの関わり方 最後に
大会は出場できる時には、絶対に出場した方がいいです。
目標をもつことができ、それに向かって一生懸命、練習することで実力は確実に上がるからです。
大会で入賞しなくても、その時、努力したことは決して無駄にはならないし、周りに刺激を受けることでやる気が出て、更なるレベルアップが期待できます。
これからも私はできるだけ、大会に出場したいと思います!!
大仏先生から一言
最近みなさんの文章が素晴らしすぎて、大仏先生ツッコむことが出来ません(笑)
原文そのまま記事にしています。
高校生になってもそろばんを続けること自体凄いのですが、大会にも積極的に参加されていて素晴らしいですね。
現在は指導者という立場になり、色々と難しさを感じているようです。
若いうちから難しさを経験できることは、将来必ず役に立つでしょう。
これからもそろばんを好きでいてください。
伊藤璃音さん、ありがとうございました。