ピアノ、スイミング、英会話など、子供時代に習い事に行っていたという親御さんは多いと思います。
教室での思い出など様々なことを覚えていると思いますが、どうしてその習い事を始めたのかを覚えていますか?
始めた頃は物心がついていなかったから覚えていないかもしれませんね。
そこで今回は意外と知らない子供が習い事を始めるきっかけや、始める時期などについてまとめてみました。
子供が習い事を始めるきっかけは?
ではまず初めに子供が習い事を始めるきっかけとして多いものをまとめていきましょう。
①子供がやりたいと言った
習い事を始めるきっかけの1つが子供が自らやりたいと言い出すことです。
テレビでワールドカップの試合を見て僕もサッカーをやりたいと言い出したり、家にピアノが置かれているから私もピアノをやってみたいと言ったりとその理由は様々でしょう。
自分からやりたいと言い出す場合は、習い事に対するモチベーションが高くなるので、始めると力がどんどん伸びていくという特徴があります。
②親が行かせたかったから
子供には将来英語が話せるようになって、街で外国人に質問されても答えられるようになって欲しい、小さい頃からたくさん体を動かして強い子になって欲しいなど、子供は将来こんな人間になって欲しいという理想があります。
それが習い事を始めるきっかけになることもあります。
また自分が小さい時に泳げなくて苦労したなど、自分が出来なくて困ったことを子供にやらせるという人もいますね。
③友達が行っていたから
幼稚園や小学校の仲が良い友達が習い事が楽しいと話しているのを聞いて自分もやってみたいと影響を受けることもあります。
事前に何の情報もなく習い事に行くのは少し不安がありますが、友人から話を聞いていれば何となくどんなところか想像がつくので抵抗なく行くことが出来ます。
また、親もママ友が「あそこの教室は先生も良くて分かりやすくて良いよ〜」と言っているのを聞いて子供に行かせてみようかなと思うこともあります。
子供の習い事はいつから始めている?
では習い事はだいたいどのくらいの時期から始めているのでしょうか?
人によって始める時期は様々ですが、ここでは主なタイミングをまとめていきましょう。
①0歳から
早い家では何と0歳から習い事を始めています。
0歳からの習い事で多いのはリトミックや英語などです。
0歳というとまだ言葉も話せない時期ですが、赤ちゃんの吸収力はすごいので、触れたことから多くのことを学びます。
そのため、吸収力のあるうちに何かを学ばせようと0歳からでも習い事をさせるのです。
②幼稚園や保育園入園と同時に
幼稚園や保育園に入るタイミングは習い事を始めるきっかけになります。
この時期に始める習い事として多いのはスイミングです。
スイミング教室に行くとよくプールの端っこの方で小さい子供たちが集まって顔を水に浸けたり、先生に支えてもらいながら泳いでいますよね。
またこの時期も英会話教室を始める人が多いようです。
3〜4歳でもまだまだ言語習得能力は高いので英語を習わせるにはとても良い時期です。
③幼稚園年中から
幼稚園に1年ほど通い、家以外での活動にも慣れてきた年中も習い事を始めるには良いタイミングです。
年少さんはお母さんやお父さんと離れるのが辛くて、幼稚園の入り口で泣きじゃくっていることもよくありますよね。
しかし年中ならもう親が居なくても大丈夫なので、習い事も一人で行かせられると思い、習い事を探し始める人が多いようです。
④小学校入学と同時に
小学校入学もまた習い事を始めるきっかけになります。
どんなジャンルの習い事でも小1が始める時期として多いようです。
この時期から始める習い事は幼稚園や保育園の頃に比べて一気に種類が増え、そろばん、ピアノ、サッカーなど多岐に渡ります。
小学生くらいになると親の送り迎えがなくても1人で行って帰ってこれるので、親にとってもメリットがありますね。
小学校入学までは子供に習い事をさせない人も多い?
習い事を始める時期についてご紹介しましたが、実は小学校に入る6歳ごろまでは習い事をさせないという親も多いようです。
その理由を探ってみました。
①家族で一緒に過ごす時間を作りたい
習い事に行くと授業の時間はもちろん、送り迎えもしなければいけません。
すると家族全員で過ごす時間が削られてしまうこともあります。
子供がまだ幼いうちは家族団欒の時間を作って親が子供の相手をしたいという思いもあり、習い事をさせないという選択をする親もいます。
子供や家族のことを思った素敵な理由ですね。
習い事に行かせなくても親から教えられることがいっぱいありますから、これも立派な選択肢の一つです。
②小さいうちはとにかく遊んで欲しい
まだ幼いうちは何も考えずにたくさん遊んで欲しいため、習い事には敢えて行かせないという場合もあります。
川で遊んだり、公園で色々な遊びをしたりと子供は身の回りのものを使って存分に楽しみます。
そんな遊びの中から自然と触れ合ったり、友達と喧嘩することでコミュニケーションの方法を知ったりと色々なことを学びます。
こうした学びはその時期にしか出来ない貴重なものですから、遊ばせたいという気持ちもとても分かりますね。
③自分からやりたいと言い出すのを待ちたい
親から習い事に行こうと言うのではなく、子供から習い事をしたいと言うのを待っているというパターンもあります。
自分が好奇心を持っていることなら率先して取り組みますし、力も伸びやすいので子供が何かに興味を持つのを待っています。
習い事は何のために始める?どんな力がつく?
そもそも習い事は何故始めるのでしょうか?
またどんな力をつけられるのでしょうか?
将来は子供に習い事をさせたいけど何をさせれば良いか迷っている方のために人気のある習い事で得られるものについてまとめてみました。
①スイミング
習い事の1番人気はスイミングです。
自分も昔習っていたという親御さんも多いでしょう。
スイミングは心肺機能が発達するというメリットがあります。
息をせずに水中で体を動かすことによって心肺機能が鍛えられるのです。
また、そのため喘息対策にと通わせる方も多いそうです。
それ以外にも単純に体力が付きますし、体にバランスよく筋肉がつくのも特徴の一つです。
②英会話
子供の習い事として人気が年々高まっているのが英会話教室です。
外国人観光客が増え、海外のニュースもリアルタイムで入ってくる今、英語は欠かせない能力と言っても良いでしょう。
学校で習うような英語ではなく、英語で会話できるようになる英会話教室に入ることでより実用的な英語を身につけることができるようになります。
また、小さい時からこうした教室に通っているとコミュニケーション能力が高まるという利点もあります。
③ピアノ
最近は実学が重視され、それ以外の学習は軽視される傾向にありますが、私たちが文系科目や芸術から学べることはたくさんあります。
特に芸術は学力ではなく心やセンスを磨いてくれるもので、人生を充実させるには欠かせないものです。
そのため、ピアノを習い小さいうちから音楽に触れていれば音楽の教養が身につき、幅広い視野を持った人間になれます。
また、ピアノが出来れば学校の合唱で伴奏という大役を任させるというメリットもあります。
④そろばん
昔から根強い人気がある習い事といえばそろばんです。
小さいうちからそろばんを習い、大きな桁の計算が出来るようになると、算数や数学の授業を苦手意識なくむしろ楽しみながら受けることが出来ます。
また、この力が将来受験にも関わってくるかもしれません。
さらに暗算はイメージで計算することから、想像力も養えるといったメリットもあります。
子供に習い事をさせたいと思ったらどうしたら良い?
子供に習い事をさせたいなと思っても習い事に行くのは子供ですから、子供に行きたいと思わせる必要があります。
そこで子供に習い事をしたい!と言わせるために出来ることをまとめてみました。
①体験に行かせる
効果的なのは教室の体験に連れて行くことです。
授業の様子を見て楽しそうだと思えば自然と行きたい!と言い出すはずです。
どんなところかも分からないのに親が習い事に行かせたいからという理由だけで無理に始めさせると、抵抗を持ち、結局行かなくなってしまうこともありえますから、まずは教室に触れさせることから始めましょう。
②まずは家で触れさせてみる
子供にピアノを習わせたいなら小さなキーボードを買ってきて弾かせたり、英会話教室に行かせたいと思ったら英語の歌をかけて一緒に歌ったりと、習わせたいものがあるならまずは家で少しでも触れさせるのがおすすめです。
ちょっと体験してみて楽しいと思えば子供の方から通いたいと言い出すでしょう。
③色々なことをさせる
特にさせたい習い事が決まっていない場合はとにかく色々な体験をさせるのがおすすめです。
山に連れて行って自然と触れ合わせたり、博物館で様々なものを見せたりと出来るだけ幅広いものに触れさせましょう。
すると自然と興味が湧くものを見つけるはずです。
その時はその知識を深められる教室が近所にないか探してみましょう。
まとめ
子供が習い事を始める主なきっかけは、自分からやりたいと言い出すこと、親がさせたいと思うこと、友人が行っている習い事に自分も行きたいと思うことの3つです。
子供は色々なものを柔軟に吸収出来る時期ですから、習い事をして何かしらの力を高めてほしいものです。
子供にとってどんな力をつけさせるのが良いかを考え、習い事を決めるようにしましょう。