子育ての悩みといえば母親の悩みがクローズアップされることがほとんどです。
テレビや雑誌の子育て特集でもインタビューを受けているのは大体母親ですよね。
しかし、子育てには父親も参加しています。
そのため父親にも悩みだってあるのです。
今回はそんな隠れた父親の子育ての悩みや父親が果たすべき役割についてまとめてみました。
父親の子育ての悩みとは?
まず初めに父親の子育てに関する悩みをまとめていきましょう。母親の陰で実はこんな悩みを抱えているのです。
もっと子供と関わりたい
昔ながらの夫は外で働いて妻は家で家庭を守るという考えは無くなってきましたが、それでもまだまだ夫は外で働くという考えが強いと思います。
そのため子供と関われるのは出勤前と帰宅後と休日のみ。
母親と比べるとかなり短い時間になってしまいます。
可愛い我が子ともっと一緒に過ごしたいものの仕事のせいでどうしても育児に参加できず困っている人が多いようです。
子供がなつかない
まだ子供が小さい時に父親が抱える悩みといえば子供が懐いてくれないことです。
母親は四六時中一緒にいるので子供も信頼していますが、父親は一緒に過ごす時間が少ない分、なかなか最初は懐いてくれません。
そこで子供と触れ合う時間を増やそうと一緒にお風呂に入ったりしますが、子供はママがいないことが不安で大泣きすることも。
子供と仲良くなりたい父親からしたら辛いですね。
妻に育児に参加するように求められる
妻に任せっきりではなく、自分も育児に参加しようと頑張っているものの妻にもっと育児に参加して!と要求されて悩む夫もいます。
頑張っているのに注意されてしまうと少し落ち込んでしまいますよね。
また、仕事があるので育児に参加する時間が短くても多少は大目に見て欲しいもの。
この夫と妻の子育てに対する考え方の違いは今も昔も問題になっていますよね。
お互いが気持ちよく育児ができるように対策が必要です。
妻が怒りっぽくなる
妻は昼もずっと子供と一緒にいてさらに家事もこなしているので毎日疲れ果てています。
子供がいうことを聞かなかったりしてストレスが溜まる場面も多く、精神的にも追い込まれていることが少なくありません。
そのためつい口調が荒くなったり、感情的になってしまうことも。
仕事で疲れて帰ってきて妻にひどいことを言われたり、育児にもっと参加してと毎日のように言われていたら夫も疲弊してしまいます。
父親の子育ての悩みを解決するためにするべき工夫とは?
子育ての悩みを解決するためにはちょっとした工夫や行動が必要です。
そこで子育てに悩んだらぜひ意識してほしいことをまとめてみました。
妻と子育てについて話し合う
子育てに関する悩みは妻との関係に起因しているものが多いです。
そこで妻と子育てについて話し合う機会を作りましょう。
出来れば寝る前など毎日どこかでゆっくり話し合う時間を作るのが理想的ですね。
お互いの子育てに関する考えを伝え合い、さらに夫は仕事でどんなことをしているか、どんなことが大変かなど、仕事について理解してもらえるようにすれば考えの違いで悩むことが少なくなるでしょう。
お互いに「ありがとう」という
妻は1日中育児も家事も頑張ってくれています。
夫は家族のために仕事を頑張ってさらに家にいるときは育児に参加しています。
お互い毎日頑張っているのです。
そこで何かをしてもらったときはお互いに「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
お皿を洗ってもらったとき、洗濯物を畳んでもらったとき、子供をお風呂に入れてもらったときなど、お礼を言う機会は山のようにあります。
自分が得意なことを頑張る
絵本を読むのが上手い、子供と一緒に外出するのが好き、寝かしつけるのが上手いなど、育児の中には得意だったり好きなことが少しはあるはずです。
まずはそうしたものから取り組んでみましょう。
好きなことなら仕事終わりで疲れていても楽しく出来ますし、妻も夫の様子を見て頑張ってくれているなと感心するでしょう。
自分で得意なことが分からないという人は妻に何が1番うまく出来ているか聞いてみるのも良いですね。
他の父親の意見を聞く
母親は保育園や自治体が主催する母親向けのイベントでママ友を作る機会があるため、ママ同士で情報交換をしたり、悩みを共有したりすることが出来ます。
しかし父親にはそういった機会がありませんよね。
他の父親の話を聞いたり相談に乗ってもらうことで子育ての悩みが解決することはよくあります。
そこで職場の先輩パパに話を聞いたり、すでに子供がいる友人に話を聞いたりして積極的に他の父親の情報を仕入れましょう。
父親におすすめの家事・育児
育児に関する悩みを解決する最も早い方法はやはり育児に参加することです。
また、子供と直接関わることではない家事も妻の負担を減らすという面では育児に貢献していることになります。
そこで父親にぜひして欲しい育児や家事をまとめてみました。
子供を保育園へ連れて行く
忙しい朝に出来る育児といえば保育園や幼稚園に子供を連れて行くことです。
もしも通勤ルートに近いところに保育園があれば出勤と同時に連れて行きましょう。
朝は妻も洗濯やお弁当の準備などすることが多いので1つでも用事が減れば楽になります。
まだ子供が保育園に通っていないという方は通勤ルートの近くに保育園がないか調べてみるのも良いでしょう。
ゴミ出しをする
出勤時に出来る家事はゴミ出しです。
些細なことに思えますが、このわずかな時間も積み重ねれば膨大な時間になります。
曜日ごとのゴミの種類を覚えておき、前日の夜にはそのゴミがないかチェックし、集めて玄関に置いておきましょう。
夕飯のお皿洗いをする
帰宅後も家事をするチャンスです。
夕飯を食べ終わったらお皿洗いをしましょう。
朝も昼も育児や家事をした妻からすると夜くらいはゆっくり休みたいものなのでお皿洗いをしてもらえればかなり嬉しいはずです。
お皿洗いのついでにキッチンやダイニングテーブルも拭いて1日の家事を終わらせましょう。
子供と一緒にお風呂に入る
お風呂に入るときはぜひ子供も連れて入りましょう。
子供と一緒に過ごす時間が増えるため子供と関わりたいと思っている人や子供が懐かなくて困っているという人にはぴったりです。
妻は2人がお風呂に入っている時間は1人で過ごすことができ、束の間の休息の時間になります。
1人になれる時間があるかどうかで精神的な部分が大きく違ってきます。
子供をお風呂に入れることはいろいろな面でメリットがあることが分かりますね。
絵本の読み聞かせをする
子育てに絵本の読み聞かせは欠かせません。
幼い頃からたくさん言葉に触れておくことで将来の言語能力が高くなるという話もあります。
父親にとってはゆっくり子供との時間を過ごす貴重な機会です。
子供が楽しくなるように絵本を上手に読んで子供から「パパ、絵本読んで!」と頼まれるくらいになりたいですね。
夜泣きに対応する
母親の子育ての悩みの定番といえば赤ちゃんの夜泣きです。
ある程度の年齢になるまでは夜中でも数時間に1回起きて泣き出します。
そのためコマ切れ睡眠になり、母親は慢性的な睡眠不足に陥ってしまいます。
すると体が疲れ、ストレスも溜まり、産後うつになってしまうことも。
そこで父親も夜泣きに対応するようにしましょう。
今日は自分が面倒を見るから気にせずに寝てて良いよと言えれば最高ですね。
休日に育児を頑張る
平日は仕事がある分、父親が育児に関わるメインは休日になります。
そこで休日は子供を連れて遊びに行ったり、普段は出来ない家事や育児に積極的に取り組みましょう。
子供もお父さんと一緒に過ごせて嬉しいですし、妻もゆっくり休めてみんながハッピーになれますよ。
父親の家庭での役割とは?
最後に父親は家庭でどんな役割を果たすべきかについてまとめておきましょう。
あまり家には居れませんが、果たすべき役割を意識することで十分立派な父親になれますよ。
頼りになる存在でいる
父親のイメージといえばやはり頼りになる存在でしょう。
いつもどっしり構えていて、もし何かトラブルがあれば冷静に対処してくれます。
妻も子供も頼れるようなしっかりした父親になれるよう、普段から意識しておきましょう。
妻をサポートする
夫婦は生涯支え合って生きていく仲です。
育児だけに限らず、いろいろな面でお互いを支え合わなければいけません。
育児や家事を手伝うことはもちろんのこと、日々の愚痴も聞いてあげましょう。
何かアドバイスをすることは出来なくても話を聞くだけで十分妻は嬉しいのです。
社会のルールを教える
父親は子供にとって模範となる存在です。
そのためちゃんとした父親でいるのはもちろんのこと、子供が悪いことをしていたら厳しく叱りましょう。
叱ったら嫌われるのではないかと不安に思うかもしれませんが、子供のためを思って叱るなら問題はありません。
家族を遊びに連れていく
休日は家族サービスの日。
いつも家や学校に居る家族を普段は行かないような場所に連れて行きましょう。
家族の思い出になりますし、休日に思い切って遊ぶことでまた明日からも頑張ろうとみんなが思えます。
まとめ
父親は仕事のために家に居る時間が少ない分、我が子と関わる時間が少なかったり、妻にもっと育児に参加するように言われたりといろいろな悩みを抱えます。
そうした悩みの解決には妻と話し合う時間を作ったり、積極的に育児や家事に参加したりといった行動が必要です。
良い父親になって素敵な家庭を築けるように頑張りましょう。