子供には自分の力を伸ばして立派な人間になってもらいたいもの。
そのため早いうちから習い事をさせる親はとても多いです。
しかし、最近はいろいろな習い事があるためどれを選べば良いのか迷ってしまうことも。
そこで今回は子供の才能を伸ばすのにぴったりな習い事と選ぶときの基準についてまとめました。
ぜひ参考にしながらお子様にぴったりの習い事を見つけてくださいね。
子供の才能を伸ばす習い事を選ぶ基準とは?
子供には出来るだけいろいろな体験をして欲しいものの、時間的な制約や予算の都合から習い事が出来る数は限られています。
そのためどの習い事にするか慎重に選ぶ必要があります。
そこでまずは子供の才能を伸ばす習い事を見極めるポイントをまとめていきましょう。
①親の気持ちを押し付けない
将来は英語がペラペラになってグローバルに活躍して欲しい、歌が上手くなって芸能活動をして欲しいと、親が子供の理想像を持っていることがあります。
こうなって欲しいと思うことは問題ありませんが、それを子供に押し付けてはいけません。
子供は必ずしも親の理想に合う才能があるとは限らないからです。
思いがけない素敵な才能があるかもしれませんから、子供を伸ばすためには子供が何に向いているかをじっくり見極めることも必要です。
②子供が楽しむもの
「好きこそものの上手なれ」という諺があるように、好きなことには周りがするように言わなくても自分から進んで取り組み、ぐんぐん上達していきます。
そのため子供が楽しそうに時間を忘れて取り組んでいるものは実力が伸びて才能が開花する可能性が高いです。
子供が楽しんで取り組んでいるものを知るには子供が何かに取り組んでいる姿を観察するのも良いですし、子供に直接今何をしているのが1番楽しいかを聞いてみるのも良いでしょう。
③子供が日頃から夢中になっているものを選ぶ
子供には大人にはない没頭力があります。
例えば絵をいつまでも書いていたりゲームを何時間もプレイしていることがあるでしょう。
そのとき子供は疲れを見せる様子もなく真剣に打ち込んでいます。
このように意識せずとも没頭できるものは自分に合うものという証拠です。
子供に習い事をさせたいと思ったら子供が最近何に時間をかけているか思い出してみましょう。
④色々な体験に行く
子供が何を楽しんでいるか分からない、特に最近没頭して取り組んでいるものもないというパターンもあると思います。
そういう時はとにかく色々な習い事をさせてみると良いでしょう。
とはいえ何でも通い始めるとお金の面で大変ですから、まずは無料体験に行くのがおすすめです。
実際に教室の中に身を置くことで習い事をした時のイメージができ、子供がどんな反応を示すかが分かるのです、習い事を選ぶ重要な判断基準になるでしょう。
⑤評判のいい教室を選ぶ
いくら子供にぴったりの習い事を見つけてもその教室の質が良くなければ子供の力は伸びません。
他の生徒の態度が悪かったり、先生の教え方が下手なら子供はまともに習えません。
お金の無駄にもなってしまい、メリットが全くなくなってしまうので、教室の評判はある程度前もって調べておきましょう。
また体験教室の際にこうした視点を持って観察するのも良いでしょう。
子供の才能を伸ばす習い事をご紹介!
それではいよいよ子供の才能を伸ばす習い事として人気のものをいくつかご紹介していきましょう。
おすすめポイントも書いているのでぜひ参考にしてくださいね。
①英会話教室
最近子供の習い事として人気が高まっているのが英会話教室です。
グローバル化が進み、街中で外国人を見かけることが多くなった今、英語の需要が高まっていることから子供に英会話を習わせる親が増えています。
大人に比べて子供の方が言語習得能力が高いため、語学を習わせるタイミングとしてはピッタリでしょう。
英語だけでなく、他の言語も習わせれば多言語が話せる貴重な人材になります。
英会話教室のオススメポイントは長年に渡って役に立つことです。
学生時代は英語の授業において活躍しテストで良い点が取れますし、就活の際には有利になり、就職後も活躍の場が広がります。
また世界中の人と友達になり視野が広がるのもメリットです。
②ピアノ
こちらは特に女の子に人気の習い事です。
周りに1人は必ずピアノを習っている子がいましたよね。
ピアノは音楽的な素養が身につくのが特徴です。
ピアノを習っていれば音楽の授業で活躍できますし、学校の合唱コンクールなどで大役を任されることもあります。
また、定期的にある発表会のために練習を重ね、本番で1人で立派にステージでピアノを弾く経験は貴重で、今後の人生の糧となるに違いありません。
オススメポイントは芸術の面で素養が身につくことです。
最近は実学に重点が置かれ、文系の学問や芸術がおろそかにされる傾向がありますが、芸術は人生には欠かせないものです。
ピアノで学んだことは心を豊かにしてくれるはずです。
③書道
日本ならではの習い事である書道もまたオススメです。
小さい頃に綺麗な字が書けるようにトレーニングしておけばその先もずっと綺麗な字を書くことが出来ます。
つまり一生モノの技能ということです。
字が綺麗だと印象が良くなりますし、生活のあらゆる面で何かと便利です。
また、教室では姿勢を正すことや集中して書くことまで教わるので作法を身につけることが出来ます。
書道のオススメポイントは一生モノのスキルが身につくことと、資格を取れることです。
また、ある程度実力があれば将来自分が教室を開くことも可能です。
資格があれば開業の時にアピールポイントになりますからぜひ取得しておきましょう。
④そろばん
昔から根強い人気がある習い事といえばそろばんでしょう。
始める時期として多いのは小学校に上がる頃です。
そろばんを習っていれば算数が自然と得意になり、テストでも良い点を取れるようになるでしょう。
東大や京大など難関大学の学生は小さい頃にそろばんを習っていた人が多いそうです。
また検定試験があるため、合格するために練習し、合格したらまた上を目指すことで長期的に頑張りやすいのも特徴的です。
そろばんのオススメポイントは色々な能力が身につくことです。
例えば暗算が出来るようになればイメージ力や暗記力が高まりますし、1度に多くの問題を解くことから情報の分析能力も高くなります。
⑤水泳
スポーツの習い事で特に多いのがスイミングです。
自分も習っていたという親御さんも多いのではないでしょうか。
水泳が出来れば海やプールで自由に泳げて楽しいですし、学校の水泳の授業でも活躍出来ます。
また水泳は能力の高さが特に顕著に出やすい習い事で、周りに比べてタイムが速い生徒は一般のクラスより上の本格的に水泳を習うクラスへの加入を勧められることもあります。
水泳のオススメポイントは心肺機能が高くなることです。
そのため体が強くない子をスイミングに行かせたら体が強くなったという例もあるそうです。
また全体にバランスよく筋肉がつくのも魅力の一つです。
⑥プログラミング
最近習い事として急速に人気が高まっているのがプログラミングです。
2020年から小学校でプログラミングが必修化されることを受けて習い事でも需要が高まっているのです。
プログラミングと聞くととても難しそうに思えますが、小学校低学年向けでも出来るような簡単なものもあるので、お子様が小さくても通わせることが出来ます。
プログラミングのオススメポイントは将来の就職で有利になることです。
プログラミング関係の仕事は今後もますます需要が高まると予想されます。今のうちから準備しておけば将来役に立つこと間違いなしです。
習い事を始めた後に気をつけるべきポイントは?
習い事は習い始めたら終わりではありません。
その後も子供の能力を伸ばすためにフォローが必要です。
そこで最後に子供が習い事をしているときはどういったフォローが必要かをまとめていきましょう。
①根気よく続けさせる
何かを始めた時には初心者なので上手く出来ないことが目立つでしょう。
そこでくじけそうになる子供もいますが、ある日突然うまくなり才能が花開くことがあります。
そのため最初のうちは子供が習い事に行きたくないといっても根気よく続けるようにフォローしましょう。
②どうしても合わなさそうなら辞めてもOK
しばらく続けてみたけど成果が出なかった、本人も楽しくなさそうにしているという場合は思い切って辞めるという選択をするのもアリです。
その時は決して失敗だったと捉えず、あくまで経験の一つだと前向きにみなしましょう。
もしかしたら他に相性が良い習い事が見つかるかもしれませんから、新たなスタートを切るために気持ちを切り替えましょう。
③一定の期間が経ったら子供に習い事に対する考えを聞く
習い事を始め、ある程度慣れて初心者でなくなった頃に習い事についてどう思っているか本人に聞いてみましょう。
楽しいと思っているならそのまま通わせ続けましょう。
もし本人は上手くなりたいと思っているけどなかなか上達しないという時は、先生にどうしたら良いか相談したりして対策を練りましょう。
そこを乗り越えれば大きく才能が伸び始めるかもしれません。
まとめ
習い事にはたくさんの種類があります。
習わせるならやはり子供の才能を伸ばせるものがいいでしょう。
子供にどんな才能があるかは誰にも分からないので、親が理想を押し付けることはせず、まずは色々な教室の体験をしてみて子供がどんな反応を示すかを見てみましょう。
楽しそうにしているもの、没頭しているものは子供の才能を伸ばす運命の習い事かもしれません。