
7つ玉そろばんは、現代主流の1つ玉・4つ玉そろばん(合計5つ)の前身にあたる伝統的な計算道具です。5珠が2つ・1珠が5つで合計7珠の構造を持ち、十進法以前の計算文化を今に伝えます。指導歴25年の大仏先生が、7つ玉そろばんの歴史・10進法との関係・現代のそろばんとの違い・現在も使われている地域まで、そろばんの歴史と種類をやさしく完全ガイドします。
そろばんの道具は?

さて今回は、そろばんにはかかせない「道具」のお話をしていきます。
そろばんに必要なものは、「そろばん」ですよね。
あとはやる気。。。笑
そろばんには実はいくつか種類があるというのは前に記事を書かせていただきました。
それと重複する部分もあるかもしれませんが、今回は「7つ玉」そろばんについて一緒に勉強していきましょう。
そろばんの種類
そろばんには12、23、27桁の三種類が基本的にあります。
以前説明しましたが、23桁のそろばんがあれば十分事は足ります。
10段レベルになっても23桁以上が出てくる事はほぼありません。
全国のトップの大会になると27桁が必要となる場合がありますが最初から27桁を購入する必要はありませんね。
また、プラスチック製だと玉の滑りが悪かったり、逆に滑りすぎたりしてしまうので購入する際は木製をおすすめしています。
と、このように種類は素材から、桁数まであることがわかりますね。
そろばんってどのように持ち運んだらいいの?
道具の章なので、もう一つ紹介していきます。
昔のランドセルにはサイドポケットがあり、そこにそろばんやリコーダーをさしていました。(懐かしい)
それが、今のランドセルにあったりなかったりします。
もはや無い物が多いのかも。。。?
ということで、そろばんを持ち運びづらくなりました。
そんな時にあったら便利なのが、ケースですね。
ケースがあれば、破損の心配も軽減でき、またおしゃれにも見えますね。
ケースは市販の物もありますが、親御さんに作ってもらえたらお子さんはとても嬉しい物です。
。。。と思ったら、過去の記事でそろばんケースの作り方を説明していました(汗)
こちらにリンクを貼っておきますので、ぜひ作ってみてください。
https://xn--d9jvb0eza4281cp0k.jp/sorobancasehowto/
10進法って?

7つ玉について調べていく中で、進法という言葉をよく目にするようになりました。
あまり聞き慣れない言葉なので説明していきます。
今日の日本において通常使われているのは、 N が十のケースである十進法であるが、コンピューターでは二進法、八進法、十六進法なども用いられる。また歴史的には、十進法が世界的に広まったのはフランス革命の革命政府がメートル法とともに十進法を定めて以来であり、それ以前は国や分野により、様々な N に対する N 進法が用いられていた。
。。。と、よく分からないですね。
つまり10進法とは簡単に説明すると、9まで数えて次の段へひとつ繰り上がる!ということです。
今は当たり前のように数を数えていますが、10の次は11のように、2桁目が増えていき、1桁目だけ見ると0〜9までの数字は変わっていませんね。
このように、9の次から繰り上がる事を指します。
元々は2進法であったようですが、数字が小さい段階で繰り上がっていくので10進法へと徐々に変わっていったようですね。
ちなみに2進法はまだパソコンで使われている事もあるようです。
じゃあ7つ玉ってもしかして。。。

勘のいい方なら分かったかもしれませんね。
結論から言いますと7つ玉そろばんは16進数です!
7つ玉そろばんというのは、上に玉が2つあり、下に玉が5つあります。
よって7つの玉があるので、7つ玉です。
ドラゴンボールみたいですね。笑
現在主流の5つ玉は、上の玉が1つ、下が4つ。
上の玉は1つ下げる事で5を数えます。
下の玉は1ずつ数えますね。
5つ玉そろばんは9の次に基準点の左の下玉を1あげて10としますね。
これ自体が、10進法なのです。
つまり、体に勝手に10進法は刷り込まれているのですね。
これが7つ玉そろばんになると、上の玉が2つあることによって、上玉で10、下玉で5になります。
そして16で1つ繰り上がります。
これが16進法ですね。
ちなみに進法に関してはかなり高度な計算式があり、簡単には説明できないので、このように説明させてもらいました。
一応こちらに進法に関してのリンクを貼っておきます。
なぜ16進数のそろばんがあったの?
中国からそろばんは伝わったとされています。
ここで詳しい説明を見つけましたので、紹介いたします。
中国から伝来した当初には、枠が大きく珠の形状が丸い
中国の算盤(さんばん)をまねた
天2珠・地5珠のそろばんが用いられていた。このそろばんは普通の置き方で五珠で0、5または10、
一珠で0から5まで、1桁では0から15まで表せる。
さらに上の五珠を半分下ろし、下の五珠を完全に下ろす
という特殊な置き方は15を表すので、
1桁で最高20まで置けることになる。現代の中国で算盤がいまだに用いられることがあるのは、
尺貫法が民間に根強く残っているからである。
中国で発達した尺貫法では度量衡の重さの単位で
1斤が16両と定められていたため、
十六進数の計算をする必要があったのである。日本では江戸時代にそろばんが広まっていくうち
枠の大きさが手の大きさに合わせて小さめに
珠の形状がすばやく計算しやすいよう円錐を2つ合わせた
菱形のような形に変化していった。
また、日本では十六進数の計算は必要ではなかったが、
江戸時代の乗算や除算の方法では、
一時的に1桁に10以上溜まる場合もあったので、
江戸時代まではこの五珠2つの形式が多く使われていた。
(Wikipediaの算盤のページより)
と、このような歴史があり、今の形になったようですね。
ちなみにかなり余談ですが、私の母は、7つ玉そろばんを見た事はあるそうです。笑
そろばんの7つ玉を使っている教室は?

では、7つ玉そろばんを習える教室はあるのか?
という疑問が湧いてきましたね。
調べてみたのですが、どうやらなさそうです。。。
普通のそろばん教室で、先生に聞いてみるともしかしたらわかるかも?と思います。
なお、道具だけ欲しいという方もいるかもしれませんが、
現在は生産していないようです。
そのため、中古品になってしまいますが、2018年9月20日現在のヤフオクでの出品数は8件で価格帯は3,000〜20,000円弱とばらつきがありました。
全国で使われている大手オークションサイトですら8件しかないので
教えている教室もそりゃ無いですよね(汗)
よくある質問(FAQ)
Q1. 7つ玉そろばんとは何ですか?
A. 5珠が2つ・1珠が5つで 合計7珠の構造を持つ伝統的なそろばんです。16進法・20進法を計算するのに適した形で、江戸時代まで主流でした。
Q2. 7つ玉と現代のそろばんの違いは?
A. 現代の主流は 「1つ玉・4つ玉」(合計5珠)。明治時代の10進法統一以降、計算効率の良い5珠そろばんが標準化されました。7つ玉は計算が複雑なため、現代では学校教育には使われていません。
Q3. 7つ玉そろばんは今でも使われていますか?
A. 一部の伝統工芸品・骨董品・歴史教材として今も製造されています。中国の「算盤(スワンパン)」は今もこの7つ玉に近い形を保っています。
Q4. なぜ昔は7つ玉だったのですか?
A. 江戸時代の 計算は十進法以外(升・両など)が多用されていたためです。16進法に対応するには7つ玉構造が便利でした。
Q5. 7つ玉そろばんはどこで買えますか?
A. 骨董市・伝統工芸店・専門オンラインショップで稀に見つかります。実用品としてではなく、歴史教材・コレクションとしての価値があります。
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川上スクールジャパン
指導歴25年・大仏先生のオンラインそろばん教室
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指導歴
1,380名
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まとめ

最後まで閲覧いただきありがとうございます。
そろばんの7つ玉そろばんに関して、今回記事を書く事でそろばんの歴史から進法まで様々学ぶ事が出来、またやはりそろばんは奥が深いものだなと思いました。
この記事を機にそろばんにもっと興味をもっていただけたら幸いです。
全てのそろばん教室に通うお子さんや、親御さんに今後の日本の未来がかかっています。
その架け橋となれれば幸いです。









